14年前の3月11日―
半数以上の人が選択した「車での避難」 一方で課題は「渋滞」

14年前の3月11日。地震発生直後の宮城県気仙沼市です。
映像撮影者 小山裕隆さん
「地震が発生しました。大津波警報が予測されています。道路は信号機も止まって、大渋滞です」

内閣府の調査によりますと、東日本大震災では、岩手・宮城・福島の被災3県で半数以上の人が車での避難を選択した一方、課題として上がったのが3人に1人が指摘した「車の渋滞」です。気仙沼市のこの場所では、津波が押し寄せたのは渋滞が解消したあとで、幸いにも逃げ遅れたドライバーはいませんでした。


車の渋滞は、青森県八戸市でも発生していました。あの日、馬淵川沿いのゴルフ場にいた守田日出夫さん(80)です。高台にある自宅へ避難する際に渋滞に巻き込まれました。
