3月末に、140年を超す歴史に幕を下ろすのが青森県の三沢市立三川目小学校です。5日は1年生~5年生が代々受け継がれてきた「海鳴り太鼓」を披露。伝統の太鼓で6年生を盛大に送り出しました。

創立から140年を超す歴史を持つ三沢市立三川目小学校は、3月31日に閉校し、春からは三沢小学校との合併が決まっています。

5日は、最後の卒業生となる6年生7人を送る会が行われました。

この節目に在校生28人が披露したのは、伝統の「海鳴り太鼓」です。

代々6年生が後輩に演奏方法を教えてきていて、5年生にとっては集大成の場となります。

6年生は
「いままで一緒にやってきたなかで、一番いい演奏だったなと思います」

5年生は「海鳴り太鼓」を、この春からは合併した三沢小学校の児童、新しい友達にも指導することになっています。

5年生は
「閉校するのはさびしいけれども、友だちもいるし、海鳴り太鼓もまだあるので、海鳴り太鼓がなくならないようにしっかりと引き継いでいきたい」

これまで一緒に多くの思い出を刻んできた在校生に盛大に送り出してもらった6年生たち。

笑顔で節目の卒業式を迎え、伝統ある学び舎を巣立ちます。