最強・最長寒波と呼ばれるこの冬一番の寒波が襲来しています。
気象台は、津軽の一部に波浪警報を出しているほか、このあと県内は荒れた天気や大しけとなる見込みで警報級の大雪と風になる可能性があり警戒が必要です。
正午過ぎの五所川原市です。田園地帯を通る道路脇には路肩を示すポールが見えますが…ふぶくと一転、風に乗った雪で視界がさえぎられる「ホワイトアウト」が発生しました。

県内では5日雪を伴った強い風が吹き、午後4時までの最大瞬間風速は東通村小田野沢で台風並みの28.6メートル、八戸で27.3メートルなどとなっています。
強い風と雪の影響で交通機関は乱れ、空の便では日本航空の青森と伊丹を結ぶ2便が欠航し、鉄道ではJR五能線で運休が発生したほか、フェリーでも欠航が相次ぎました。
年末年始の雪害を思わせる今シーズン最強の寒波の影響は続き風が強い海上で予想される6日の波の高さは津軽の外海で7メートル、下北の外海で5メートルなどとなっています。
また降雪も増え、6日午後6時までの24時間に降る雪の量は多い所で、全域で平地は40センチ、山沿いは60センチと予想されています。
気象台は津軽の一部に波浪警報を出して警戒を呼び掛けているほか、気圧の傾きが予想以上に大きくなった場合は、警報級の西よりの風や大雪となる可能性があり、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害や建物への被害に注意・警戒を呼び掛けています。