今シーズンすでに過去最多の被害となっている「ナラ枯れ」や被害が相次ぐ「松くい虫」についてです。青森県は松くい虫対策の薬剤散布にドローンを導入するなど被害防止の取り組みを強化します。

今シーズン病害虫による森林被害が相次ぎ、被害が確認された木はマツが枯れる「松くい虫」で128本、ナラなどが枯れる「ナラ枯れ」で過去最多の6万1256本となりました。

こうした中、市町村の農林担当者などが集まった30日の対策協議会では、松くい虫の対策として病原体を運ぶ昆虫の生息範囲を減らすため、ドローンによる薬剤の散布を導入することを決めました。

また、ナラ枯れについては守る必要のある林のエリアを絞って対策を強化するほか、樹齢が高い樹木の伐採を進め、若返りを図る方針が示されました。