記録的な豪雪に見舞われた西北と中南地域で宮下知事が除排雪の状況を視察し、市町村とともに国へ財政支援を求める考えを示しました。

宮下知事は11日、西北と中南地域の7市町村で道路の除排雪の状況を視察しました。午前に視察した五所川原市は4日に今シーズン最大となる107cmの積雪を観測し、平年の3倍以上となりました。
市は豪雪に対応するため、12月末からこれまでに10回に渡って市内の一斉除雪を行っていて、宮下知事は「市道は除雪が行き届き、県道もおおむね進んでいる」としました。ただ、佐々木孝昌市長は財政面の課題を訴えました。

五所川原市 佐々木 孝昌 市長
「一斉除雪が10回ということで相当な予算がかかっている 一自治体では予算に関するものを解決できない」

宮下宗一郎 知事
「市長とのホットラインの中でスピーディに解決すべきこともあると思います 財政的な課題があると思いますので市長と一緒に国に要望できればと思う」

この冬、弘前市ではすでに国に財政支援を要望するなど各自治体で除排雪経費が不足していて、宮下知事は今後国に要望する方針です。