「次の目標をさぐりながらやっている状態」
志田千陽選手に県民栄誉特別賞など3賞授与

パリ五輪バドミンントン銅メダリストの志田千陽選手が「次の目標をさぐりながらやっている状態」と五輪後の大会に臨む心境を告白しました。23日、青森県民栄誉特別賞など3つの賞が贈られた式で語りました。

市川麻耶キャスター
「銅メダルを獲得した志田選手に花束が渡され、笑顔を見せています」

志田千陽選手には、パリ五輪バドミントンダブルス女子で銅メダルを獲得した功績を称え、県民栄誉特別賞など3つの賞が贈られました。

志田選手は、ジュニア時代から国際大会に出場を重ねてきましたが、初出場となった今回のパリ五輪は「緊張」以上にこれまでで一番楽しめた五輪だったと振り返りました。

志田千陽 選手
「青森山田のフジカキペアだったり、そういう方から経験談を聞いた中で、緊張した中でも自分のプレーを出す準備というのをしっかりできたので、そういう危機感を持ちながら準備を持てたのは良かったなと思いますし、そういう経験者が近くにいてくれたというのは自分にとって強みだったと思うので、すごく感謝しています」

パリ五輪で日本ダブルス女子史上3組目のメダル獲得を果たした後、4年後のロス五輪については明言を避けていますが、23日の報道陣の取材に対して国内のSJリーグや国際大会に臨む心境について明かしました。

志田千陽 選手
「一旦走り切ったなという風にいま思っていて、いまは次の目標をさぐりながらやっている状態なんですけれども、目標があるって本当に素晴らしいことなんだなと感じて、夢とか目標とかを持っていることを誇りに思ってほしいですし、挑戦できるチャンスがあることが当たり前のことじゃないので、自信にして走り切ってほしい」

五輪でのメダル獲得やテレビ出演などで多忙を極めるなか、中高を過ごした青森でつかの間の休息を得た27歳は1つ1つ自分の道を歩んでいきます。