JR青森駅直結のホテル「ReLabo」が11日に開業しました。中心市街地活性化の核となるランドマークが、いよいよ始動します。
11日は、開業に先立ってオープニングイベントが行われ、毎年、世相を1字で表す「今年の漢字」で筆を執る京都・清水寺の森清範貫主がホテルのロゴである「円相」を筆で書き上げました。
10日夜、一足先にホテルに泊まったという森貫主。充実の内容に大満足だったといいます。
清水寺 森清範 貫主
「お湯に入れていただいたんです。いいお湯でっせ。こらもうほんとに、私はもうここから出たくないと…」
JR青森駅直結の「ReLabo」は、130の客室のほか、宿泊者だけが利用できる天然温泉、体の状態に合わせたトリートメントができる施設などが整備された「ウエルネス」に特化したホテルです。
こうした豪華で贅沢な空間と、充実のサービスで宿泊料金は1人一泊2万円からの設定です。
この料金体系には、中心市街地の活性化を意識した強い思いが込められています。
「ReLabo」を運営する慈恵会 丹野智宙 理事長
「価格競争をしてしまうと、駅0分は圧倒的に有利です。周辺の既存事業者がやっていることは一切やらない。宴会場が得意なホテルはあるので宴会場はやらない。新鮮な魚介が得意な『のっけ丼』が歩いて3分にあるので、新鮮な魚介はやらない。郷土料理が上手なホテルがあるので郷土料理はやらない。どこのホテルもやっていないことをやったらこのウエルネスホテルができました」
近年、周辺地域に次々とホテルが開業する中、青森駅前のランドマーク「ReLabo」は、国内外の旅行者を呼び込む施設として中心市街地活性化の核となることが期待されています。