旧優生保護法を巡る国家賠償訴訟の原告 渡邊數美(わたなべ かずみ)さんが亡くなりました。79歳でした。
担当の弁護士によりますと2月10日、渡邊さんが熊本県益城町の自宅で倒れていたのが見つかったということです。

4歳ごろに変形性関節症を患って足が不自由になった渡邊さんは、旧優生保護法のもと10歳ごろに不妊手術を受けました。

渡邊さんは不妊手術を強制されたことは憲法違反だとして国を相手に提訴し、熊本地裁は去年(2023年)1月、旧優生保護法を憲法違反とし国に賠償金の支払いを命じました。

国は判決を不服として控訴し、3月13日には福岡高裁で控訴審の判決が予定されていました。
今後、渡邊さんの相続人が裁判を引き継ぐ手続きが進められます。

 
   
  













