今後の焦点は「脱税」にあたるかどうか

星浩氏:
今、自民党の中では何に使ったかをどこまで公表するかをめぐって混乱しているようです。この議員は発表するのか、この議員はどこまで喋るのかということで、萩生田さんもお互いの様子をうかがっているという状況なんです。

全く使い道がはっきりしないとなると脱税にあたるということになり、課税される可能性もありますし、使い道がはっきりした場合は領収書があるのかというと領収書はないので、なかなか発表できない状況です。議員によっては自分の口座にお金を入れてるケースもあり、かなり脱税に近い状況です。キックバックされたお金がどのように使われたのか、不明朗であれば脱税になるのかどうかということが、14日以降の国会審議の焦点になってくると思います。

小川キャスター:
11月にこの問題が報じられてから約3か月、党内でアンケート調査なども行われていますが、中身をみても「やっています」というポーズにすらみえないというか、実態解明も再発防止も本気度がみえないという状況で進んでいますよね。

東京大学准教授 斎藤さん:
国民の怒りは最高潮だと思います。官房機密費や政策活動費の問題はこれまでも指摘されてきましたが、これほど注目や怒りを集めたことはなかったと思うので、これを機にしっかりと官房機密費や政治資金規正法のあり方について見直していく必要があると思います。もちろん裏金問題は問題だし違法はだめですが、違法じゃないパー券文化の企業献金とか、政策活動費などおかしい問題はあるので、野党も含めてもっと考えてほしいというのが1点。

もう1点は、「不明」とか、「お答えを控えさせていただく」という形で、説明責任が十分に果たされていないと思います。

岸田総理も先頭に立って説明していくという姿勢は示されてますが、ただ仲間をかばっているようにしかみえません。正しいリーダーというのは、しっかり部下に責任を取らせて、その上で自分も責任を取るというものだと思いますので、そういう姿勢をみせてほしいと思います。