18日から降り続いた雨で、長崎県内では床上・床下浸水やがけ崩れが確認されました。
今後、激しい雨が降る恐れはなくなりましたが、気象台では引き続き土砂災害などに注意を呼び掛けています。
山口 仁 記者:
「午前7時半の佐世保市です。1時間以上にわたって激しい雨が降り続いています」

長崎地方気象台によりますと、降り始めからの総雨量は、対馬空港で259ミリ、壱岐市芦辺で227ミリを観測。

長崎市ではきょう未明、時間雨量が60ミリの非常に激しい雨を観測したほか、対馬市厳原で48.5ミリ、大村市で48ミリなど各地で激しい雨を観測しました。

県によりますと、この雨の影響で対馬市では床上・床下浸水が複数件発生したということです。
宮木 直人 記者:
「長崎市高尾町の斜面地です。民家の裏の土砂が崩れて敷地に入り込もうかとしています」


長崎市では住宅地で2件のがけ崩れが発生したほか、対馬市 美津島町では民家の裏が高さ5メートル・幅5メートルにわたり崩れました。
いずれも建物への被害はなくけが人もいませんでした。

一方、JRでは、長崎と福岡を結ぶ特急かもめ24本が運休したほか、空の便・海の便にも欠航が出ました。
長崎県内に出されていた警報はすべて解除されましたが、気象台は雨で地盤が緩んでいるところもあるとして引き続き土砂災害への警戒を呼び掛けています。