著名人や投資家のうそのアカウントを使って投資話を持ちかけ、高知県内に住む40代から60代の男女3人が総額でおよそ2000万円をだまし取られました。高知県警は「スマホを使った詐欺が増えている。そんなにうまい話はない」と注意を呼びかけています。
高知県警によりますと去年12月、高知市に住む60代の男性がインターネットを利用中、「投資勉強会」などと記された広告表示をタップしたところ、投資などに詳しい著名人のSNSアカウントが表示されました。男性がそのアカウントを登録すると、その著名人を「先生」と呼ぶ株式投資の学習グループに招待され、その中で「金の値段が高騰していて、確実に利益を得ることができる」などと金取引をすすめられました。「先生」のアシスタントを名乗る人物が代理人となり、取引に応じた男性は、指定された口座に2回に分けて1000万円を送金し、だまし取られたということです。
また高知市に住む40代の女性は、同じような手口で去年11月から今年1月までの間に、「株の勉強を始めませんか」と書かれた広告をタップしたところ投資家のSNSアカウントが紹介され、投資話などでおよそ965万円をだまし取られたほか、香南市に住む60代の女性も有名実業家を名乗るうそのアカウントに投資話を持ちかけられ、およそ108万円をだまし取られています。
高知県警によりますと、県内ではこのところ金融商品詐欺が相次いでいて、今年の特殊詐欺被害額は8409万3650円とすでに去年の被害額6581万円を超えています。県警は「スマホを使った詐欺が増えている。そんなにうまい話はない」と注意を呼びかけています。














