2月12日(月)
天谷宗一郎 さん
1人目は、去年、フル回転の 大道温貴 投手です。実績十分ではあるんですけれども、きょうもストレートのみで打者4人に対してしっかりとストライク先行で投げていました。投球フォームを見ても非常にバランスよく投げられていたんじゃないかなというふうに思います。

石橋真 アナウンサー
まだキャンプが始まって半月経っていない。この状況はどう見たらいいですか?
天谷宗一郎 さん
非常に順調に来ているんじゃないかなと思いますし、初実戦だったので、もう少しばらつくかなというふうに思ったんですけれども、そういった心配は一切なかったです。首脳陣も「ああ、ことしもやってくれる」というふうに期待してるんじゃないかなと思います。
石橋真 アナウンサー
去年、つかんだ自信がこういう頼もしさにつながっているんでしょう。
天谷宗一郎 さん
もう1人は、ルーキー、杉田健 投手です。ことし、入団したばかりの育成選手で1軍が初舞台。

石橋真 アナウンサー
今回のために2軍から呼ばれて、「さあ、どうぞ」だったんです。
天谷宗一郎 さん
そのピッチャーがまず自分の持ち味である投球フォームを変える。足を上げてからのフォームを変えたり、セットに入ってから間を変える。この自分の持ち味を全て出せるという、この大舞台で出せるっていうところにわたしは少し驚きました。
石橋真 アナウンサー
きょう、2軍の首脳陣からは「がんばれよ」と声をかけられたそうです。「その瞬間から緊張しました」って話をしていましたが、それでも相手を見ながらこの足の上げ下げ、工夫をちゃんと意識的にできる。大物の器を感じませんか。
天谷宗一郎 さん
本当に肝がすわっているなと思いますし、投げ終わったあと、非常にニコニコしていたって言っていましたから。本当に楽しみな選手が加入してくれました。
石橋真 アナウンサー
球速149キロ、このあたりを見ても楽しいんじゃないですか。
天谷宗一郎 さん
この時期に149キロ、なかなか聞いたことがないですから。もっと暖かくなってきたから、どれぐらいのスピードが出るのか、そして本人が言う “ギャンギャン曲がるスライダー” 、どれだけ曲がってくるのかっていうところも注目です。
石橋真 アナウンサー
伸びしろはそうとうありそうです。この若い投手を中心に日南キャンプ初日から指導に当たっていらっしゃったのが、黒田博樹 球団アドバイザーです。このキャンプを振り返ってくれました。