午後からは連日の紅白戦。注目選手が期待どおりのプレーを見せます。まずは、先発した 斉藤優汰 。先頭バッターにこそフォアボールを許しますが、その後は安定感を取り戻します。

自らも、「強いストレートを投げられた」と最速151キロをマーク。課題も残りましたが、成長を感じさせるマウンドとなりました。

広島カープ 斉藤優汰 投手
「まっすぐは強さもありましたし、初回、フォアボールを出して以降はある程度、まとまって投げれたかなと思うので、そのへんはよかったかなと思います」

野手では、このオフ、バッティングフォームをいちから作り直した 坂倉将吾 。実戦形式で待望の初ヒットを放つと、続く打席でもライト前に運び、着実に調整が進んでいきます。

そして、侍ジャパンの 井端弘和 監督も絶賛した3年目の 田村俊介 。天性のバットコントロールを生かし、2打席連続安打。日南で “最も振れている” 若鯉が、外野のレギュラー争いをリードしています。

アピールの場は打撃だけではありません。矢野雅哉 は、持ち味の “鉄砲肩” を見せ、得意分野で存在感を見せました。

石橋真 アナウンサー
この紅白戦の様子を見ると、みんながアピールしている感じです。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
そうですね。試合前、スタメンの発表のときはすごくやわらかな雰囲気ではあったんですけれども、プレイボールと同時に選手たちの目の色は変わりました。

石橋真 アナウンサー
新井貴浩 監督も「とにかく全選手、支配下の選手、育成選手みんながアピールしている。見ているわれわれも楽しいです。報道陣のみなさんも楽しいでしょ」と、そんなやり取りができるぐらいです。この土日のキャンプ、紅白戦は非常に盛り上がりました。

そして、きょう(12日)は紅白戦ではなく、主にシートバッティングが行われました。複数のピッチャーが投げたんですけども、天谷さんが気になるピッチャーが2人いました。