12日は3連休の最終日です。大分県内は多くのところで行楽日和となり、春のイベントなどでにぎわいました。

(八尋記者)「お昼過ぎの湯の坪街道です。人の数が増えてきて、道を通るのに少し大変なぐらい街が賑わっています」

県内有数の観光地、由布市湯布院町は行楽日和となった12日、観光客でにぎわいました。

(鹿児島県からの観光客)「思っていたより人が多くてびっくりしている」
(山口県からの観光客)「いろんな所に行って美味しいものを食べたい」
(ブラジルからの観光客)「いろんなものを食べてきれいな景色を見て、特別な瞬間をたくさん過ごした」

人気のスポット、湯の坪街道では国内だけでなく韓国や中国など海外からの観光客の姿が多く見られました。店の関係者は、「コロナ禍前よりも増えたのでは」と話し、歓迎しています。

(GOEMON・篠田初恵さん)「去年の連休と比べるとはるかに多いと感じる。とってもありがたくうれしい限り」

一方、竹田市では恒例の「岡藩城下町ひなまつり」が開催されています。市内38か所に1000体以上のひな人形を展示しています。竹田創生館では江戸や大正時代から伝わる人形のほか、たまごの殻に絵をかいた「たまご人形」を紹介。観光客が歴史に思いをはせながら、可愛らしいひな人形の数々を鑑賞していました。

(来場者)「かわいかった」「たまごの人形がかわいい」「ひとつひとつ表情が違って、姫だるまと一緒に飾られていてとても癒された」

(平山キャスター)「大分市の吉野梅園です。梅がほころび始め、春の足音が少しずつ近づいています」

梅の名所として知られる大分市の吉野梅園。園内には臥龍梅や豊後梅などおよそ450本が植えられています。開花状況は四分から五分咲き程度ですが、すでに見ごろを迎えた花もあり、家族連れなどが一足早い春の訪れを感じていました。

(訪れた人)「きれいでした」「青空と菜の花と梅でいい写真が撮れた」「きょうはいいんじゃないですか。あまり風もなくてから。寒くは感じないですね」

日を追うごとに季節は移りかわり、これから県内各地で本格的な春の行楽シーズンを迎えます。