さまざまな社会問題の作品を演じ、独自のメッセージを発信する『劇団 路地裏』の旗揚げ公演が2023年11月、東京・荒川区内の劇場で行われました。

初公演は「ハラスメント」がテーマ

初公演の作品は『交差する仮面(キミ)たちへ』。この作品は、小学校の職員室を舞台に先生同士のハラスメントを描いています。例えば、ある女性の先生はコロナで在宅勤務中だったのに別の先生から「休んでいたのではないか」などと高圧的な口調で言われるハラスメントを受けます。一方でその女性は、パソコンの操作に手こずる別の先生に対して「こんなことも知らないんですね」などとプレッシャーを与える、ハラスメントをする側にもなっています。そんな風にそれぞれの先生がハラスメントの「被害者」である一方で「加害者」でもあることに気づいていくというお話です。

ハラスメントについて、今回演じたキャストの皆さんのお話です。