■MLBキャンプ(日本時間13日、米アリゾナ州グレンデール)
ドジャース大谷翔平(29)は12日(日本時間13日)、屋外でのフリーバッティングに登場した。右わき腹を痛めた昨年9月4日(日本時間5日)以来、161日ぶりとなる屋外でのフリーバッティング。打撃練習に入る時には球団スタッフの女性に"あなたが投げるの?"と声をかけ笑顔を見せた。手術した右ひじには黒のサポーターを巻き、始めはバットを肩に寝かせてインパクトを確認するスイングでスタート。
慎重に打撃練習を開始すると、強度を上げていき、バットを立てていつものスイングでも行った。引っ張った打球が多く見られたが、ライナーでの打球、綺麗な放物線を描く打球と柵越えの感じも大谷らしい打球が見られた。21スイングで10本の柵越え。打撃終了後には球団スタッフとタブレットでスイング状態をチェックしていた。
大谷は「いい感じでしたし、結構強く振れていたので打球自体も良かったんじゃないかなと思います」と手応えを感じていた。161日ぶりの屋外でのフリーバッティングについては「外で打った時に(右わき腹を)やっていたので、今日も外だったので慎重気味に振りましたけど、その割にはよく振れていたと思いますし、中でも外でも気になることなくで振れているので、脇腹の方は全く問題ないと思います」と話した。
「最後の2、3スイングは90ちょっとぐらいの力加減で打てるので、数値的にもそれくらいの数値ですし、むしろちょっと高いくらいかなという感じなので、いい傾向かなと。トレーニングの成果もしっかり出ているんじゃないかなと」と口にした。
オープン戦の初戦、22日(日本時間23日)の出場については「(データの)トラッキングと、ライブBP(実戦形式の打撃練習)入ってみて、良かったら出るという感じなので、そこはどうなんですかね、トレーナーはたぶん分かっていると思いますけど、僕の方で詳しくはまだ共有してないかなというところですね」と慎重な姿勢を示した。