宮崎銀行は、今年4月から全従業員の基本給を定期昇給を含めて、5%以上引き上げると発表しました。
宮崎銀行は、物価上昇などへの対応や、従業員のモチベーション向上を図ろうと、今年4月1日から、定期昇給を含めて、基本給を5%以上引き上げる、ベースアップを行うことを発表しました。
宮崎銀行がベースアップを行うのは、1997年以来27年ぶりです。
対象は全従業員となっていて、具体的な賃金引き上げ額は、従業員組合との協議を進め、決定していくということです。
また、宮崎銀行では、2025年4月採用の新入行員から、初任給を最大3割ほど引き上げることも発表していて、改定後の初任給は、総合職の大学院卒の場合、20万5千円から27万円に。
大学卒の場合、20万5千円から26万円に引き上げられます。
(宮崎銀行 杉田浩二頭取)
「従業員の生活を守るということもありまして、今回(基本給の)引き上げを決めたということでございます。初任給のアップにつきましても、いわゆる人手不足と言いますか、特に若い方々が現在、地方では集まりにくい状況になってますので、優秀な人材の確保を努めたいということで今回上げたという次第でございます」
宮崎銀行では、今後も、人的資本の強化に向けた取り組みを広げていきたいとしています。