■MLBキャンプ(日本時間10日、米アリゾナ州グレンデール)
ドジャース・大谷翔平(29)が移籍後1年目のキャンプ初日を迎えた。この日は、室内でのトレーニングのみでフィールドには姿を見せなかった。
バッテリー組のキャンプインとなったドジャースはメジャー30球団で一番乗り。約200人ほどのファンも駆けつける中、大谷は現地午前8時30分頃に球団施設に訪れ、日米合同の囲み取材に対応。
「新しいチームなので本当に1年目のつもりで」と話し、手術の影響について聞かれると「強度はもう100%に近いので、あとはマシンだったり実際に投手の球を打つ段階に進む感じかなと思います」と、今後のプロセスについて明かした。
球団施設に入った大谷はその後、外に出ることはなし。通訳の水原一平氏が山本由伸投手(25)に同行してブルペンに行く姿が見られたが、水原通訳が戻り、12時30分頃に球団施設を後にした。
ロバーツ監督も練習前にメディアの取材に応じ、約13分間のほとんどが大谷の話題となり、「彼はこのオフシーズンをドジャー・スタジアムで多くの時間を費やしている。彼の仕事ぶりを見ているだけでもとてもいい状態だ。彼のやることはすべて意図的で、とても素晴らしい」と絶賛。さらに「今、多くのチームメイトが、彼がどう動くかを見ようとしていると思う。何が彼を動かすのかを学ぶんだ。彼がドジャースのユニフォームを着ている姿を見るのは、今でもうれしいよ」と、大谷について話した。
昨年12月にド軍移籍を表明し、スポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)の契約を交わした大谷は、今季は打者に専念。「まずは環境に慣れる。チームメイトに慣れることが最優先」とし、いよいよ新天地での1年目がスタートする。