ブラジルで去年1月、ボルソナロ前大統領の支持者たちが議会などを襲撃した事件などをめぐって、ボルソナロ氏らが襲撃に関与したとして、警察から捜索を受けました。

ブラジルの連邦警察は8日、去年1月にボルソナロ氏の支持者およそ4000人が起こした連邦議会襲撃事件をめぐり、ボルソナロ氏や当時の閣僚などが事件に関与した疑いがあるとして、関係先を捜索しました。

連邦最高裁はボルソナロ氏のパスポートを押収を命じ、捜査対象者との接触を禁じました。

地元メディアによると、捜査では、▼ボルソナロ氏らが自身が敗れた2022年の大統領選挙の結果を覆そうと、不正投票が存在したとの虚偽情報を広めることを目的に襲撃を扇動したのか、▼また、事件が軍事クーデターに相当するのかどうかが主な焦点となっています。

今回の捜索では贈賄や詐欺などで3人が逮捕されていて、警察当局は今後ボルソナロ氏の逮捕も視野に入れているとみられています。