■バスケットボール 女子オリンピック世界最終予選 日本ーハンガリー(日本時間10日、ハンガリー)
パリ五輪の切符をかけた戦い2戦目で世界ランク9位の日本は地元・ハンガリー(同ランク19位)に75-81で敗れ、1勝1敗とした。パリへの切符は最終戦の世界ランク5位のカナダとの試合で決定する。大会は4か所で行われ、それぞれの上位3チームにパリ五輪の出場権が与えられる。
スタメンには、第1戦と変わらず髙田真希(34、デンソー)、林咲希(28、富士通)、宮崎早織(28、ENEOS)、赤穂ひまわり(25、デンソー)、山本麻衣(24、トヨタ自動車)が名を連ねた。
勝てば3大会連続の五輪出場が決まる日本は第1Q、出だしから激しいディフェンスでハンガリーに得点を許さず、9-0と大きくリードする。中盤以降、ハンガリーのB.ハタール(29)に身長208cmの高さを生かしたプレーでゴールを奪われるが、日本はベテラン、髙田の3ポイントシュートなど、22-13とリードして第1Qを終える。
第2Q、主将の林が3ポイントを連続で成功させリードを広げるが、高さで勝負してくるハンガリーに日本は徐々に得点を奪われていく。ホームの大声援を受け、勢いづく相手を日本は止められず、さらにミスが重なり流れはハンガリーへ。終了間際には3ポイントを決められ、32-32の同点に追いつかれた。
第3Qに入ると、185cmの高田や184cm、赤穂のシュートなどで対抗し41-37とリードする。しかしその後、自陣ゴール下でのリバウンドを取れず苦戦する日本。ディフェンスも効かず、3ポイントも決められるなどハンガリーに逆転を許し、48-53と5点を追いかける展開で最終第4Qに突入する。
第4Qは、日本の山本が3ポイント2本を含む8得点を奪う活躍を見せるが、ハンガリーのハタールにゴールを決められ追いつくことができない。それでも167cmの司令塔、宮崎が3ポイントやアシストで意地を見せ、残り2分を切り73-73の同点に追いつく。しかしその直後、ハンガリーに3ポイントを許してしまう。残り20秒、宮崎の3ポイントは決まらず万事休す、日本は75-81でハンガリーに敗れた。
日本は次戦、11日(日本時間)に、世界ランク5位のカナダと対戦する。
【順位表】
1位 カナダ 1勝1敗 勝ち点3 得失点差 7
2位 日本 1勝1敗 勝ち点3 得失点差 5
3位 ハンガリー 1勝1敗 勝ち点3 得失点差 -6
4位 スペイン 1勝1敗 勝ち点3 得失点差 -6














