金属加工で世界トップレベルの技術を誇る技能五輪のメダリストが大分市にある大分工業高校を訪れ、ものづくりの楽しさや魅力を伝えました。

大分工業高校を訪れたのは愛知県の大手機械メーカー「デンソー」に所属し、技能五輪の国際大会などで優秀な成績をおさめている2人の技術者です。

ものづくりの魅力を伝える厚生労働省の取り組みの一環で、2人は機械科の生徒を前にフライス盤という機械を使用して鉄の塊を削る技術を披露しました。機械科では2年生からフライス盤の実習が行われるということで、生徒たちは世界トップレベルの技術を興味深く見学していました。

(生徒)「一つ一つの作業が丁寧で、初めて見る作業だったけど、それでもすごさが伝わってきた」「早くて正確でそういうところをマネしていきたい」「トヨタ自動車に就職したいと思っていて、こういう作業は絶対必要になると思うので、あの方々に追いつけるように頑張りたい」

大分工業ではこうした機会を通じてものづくりの魅力を学び、将来の職業選択に役立ててほしいと話しています。