災害時にマスクや簡易トイレなどの衛生用品を無償で提供する自動販売機が8日、仙台市内に設置されました。自販機内の飲み物なども災害時に無償で提供されます。

仙台市宮城野区の夢メッセみやぎにアース製薬が設置した「衛生用品防災備蓄自動販売機」。その特徴は…。

高橋未来記者:
「平常時は一般的な自動販売機ですが、災害時こちらの扉を開けると、中には簡易トイレやマスクなどが備蓄されています」

自販機横のスペースに備蓄されているマスクや非常用簡易トイレ、消毒液などの衛生用品。

また、自販機で販売されている300本から400本の飲料や栄養補助食品も、災害時に手動で取り出すことができ、いずれも無償で提供されます。

アース製薬 降矢良幸取締役:
「何か(災害などが)あってはいけないんですが、あった時に使っていただけるものを提案できるのではないかということで、ただの自動販売機ではなく、衛生用品を備蓄できる防災型の自販機を提案させていただいた」

災害時に備え衛生用品を備蓄した自販機の設置は東北で初めてです。アース製薬では、今後もこの自販機を学校や福祉施設、市町村の庁舎などに設置していきたいとしています。