仙台市内のパート従業員の女性と自営業の女性がそれぞれSNSで知り合った何者かに投資を勧められ、現金およそ700万円と現金およそ370万円をだまし取られました。

警察によりますと、仙台市内に住む40代のパート従業員の女性は今年7月19日、SNSで知り合って連絡を取り合い親しくなった女性を名乗る人物から
「叔父の会社で投資の勉強をしている」
「以前経済的に困った際に相談し、投資で助けてもらった」
「5年くらい投資をやっているがお金は簡単に増える」などと投資を勧められたうえ、その人物の知人から指示された投資アプリを使って7月29日から8月26日までの間に7回にわたって投資などの名目で現金およそ700万円を指定された口座に送金しました。
その後、女性が出金しようとした際に追加の入金を要求されたことを不審に思って警察に相談し、詐欺被害に気付いたということです。

また、仙台市青葉区に住む自営業の50代の女性は、今年7月15日、SNS上で投資を勧める広告をクリックし、画面に表示された投資関係の情報が得られるSNSグループに参加しました。
すると、投資の指導者やアシスタントを名乗る人物らに、株を買い取ってその値段が上がった際に利益が出る仕組みであり、同グループ内の人たちにすでに利益が出ているなどと助言されたうえ、「損失は補填する」などと言われ、その話を信用した女性は証券会社のカスタマーサービスなどに指示されたとおり、7月15日から9月10日までの間、投資名目で現金およそ370万円を指定された口座に送金しました。
すると、サイト上では100万円の利益が出たように表示されたということです。
その後、女性がやり取りを不審に思って警察に相談し、詐欺被害に気付いたということです。

警察は、2件をそれぞれSNS型ロマンス詐欺事件とSNS型投資詐欺事件とみて調べを進めています。