「救済されず生活がおびやかされ、安心して治療できる日々も過ごせない」

救済措置を受けられていないのは倉田さんだけではない。去年7月、新型コロナのワクチン接種後の健康被害を訴える患者らが迅速な救済の実現を求めて会見を開いた。
(新型コロナワクチン後遺症患者の会 木村代表)「(救済の申請を)市に提出してから国に上がるまでに5か月もかかっておりました。申請準備にも申請してから国に到達するまでにも時間を要するうえ、厚労省が発表している受理件数はあくまでも国に到達した件数です。今も健康被害に苦しむ患者は救済されず生活がおびやかされていて、安心して治療できる日々も過ごせないということをぜひ知ってください」
厚生労働省によると、今年1月末までに予防接種健康被害救済制度に申請した人の数は、国が把握しているだけでも約1万人。そのうち3000人ほどがいまだ審査されていないという。














