青森県むつ市の釜臥山展望台から見ることができる夜景。華麗なアゲハチョウがくっきりと浮かび上がるような景色から「光のアゲハチョウ」と呼ばれています。この「光のアゲハチョウ」が、海外の10か国で登録されている「世界夜景遺産」に日本国内で初めて内定したことがわかりました。
むつ市・山本知也市長
「市が誇る観光コンテンツの1つである光のアゲハチョウの世界夜景遺産の認定の内定を頂きました」
6日の会見で、むつ市の山本知也市長はこのように話し、来年度の当初予算案に記念事業の実施や認知度向上などを図るためのグッズ開発などの費用として約845万円をあてる方針を示しました。
釜臥山展望台から市街地を望む夜景は、羽を広げたアゲハチョウが夜空を舞う姿で「光のアゲハチョウ」として親しまれてきました。
世界夜景遺産は、夜景の鑑賞や観光の価値向上などを目的に誕生し、これまでトルコや台湾など10か国で認定されていますが、日本国内での認定はまだありません。
市によりますと、世界夜景遺産の認定などを行っている一般社団法人「夜景観光コンベンション・ビューロー」が2023年11月~2024年1月の間に調査を行った結果、設備や環境といった認定項目をクリアしているとして5日、国内初となる世界夜景遺産の内定を市へ伝えました。
むつ市 山本知也市長
「日本に1つの世界夜景遺産だと自慢できるものがあるのが、むつ市民の郷土愛の醸成にも繋がるし、国内外の人にむつ市の夜景を見に来ていただける取り組みを今後していきたいと考えています」
釜臥山展望台からの夜景「光のアゲハチョウ」の世界夜景遺産認定は、今年度中に正式決定する見通しです。














