薬の服用「少し早めに」

こうしたなか、いわき市にある耳鼻科クリニックを取材してみると、朝から患者が訪れていました。

花粉症の受診に来た患者(60代)「今年は(花粉の飛散が)早いという情報を聞いたので早めに来ました。症状が出てからというより、早めの方が軽く済むかなというところで毎年早めに飲むようにしています」

こちらのクリニックでは、例年より半月ほど早い、1月上旬から症状を訴える人が多くなったといいます。

あかいけ耳鼻咽喉科クリニック・赤池徹哉院長「もう少し症状が出ている方が例年よりも多い印象です」

まもなく本格化する花粉ですが、赤池院長は、この時期から薬の服用を始めるなど早めの受診・対策を呼びかけています。

赤池院長

赤池院長「(薬を)少し早めから使うことで比較的症状をひどくするのを抑えられることが分かっているので、少し早めに飲み始めるといい。今年はもうそろそろ使わないと間に合わなくなるかもしれない状況です」

日本気象協会では、今シーズン県内のスギ花粉の量は、去年よりも「少ない」ものの、例年より「やや多い」としていて、ピークは2月下旬から3月下旬と予想しています。

今や国民病となった花粉症。今年は、いつもより早めの対策が求められます。