高知東工業高校の3年生が自分たちでテーマを決め、進めてきた研究の成果を発表しました。耐震基準を満たしていないとして体育館が使えないため、場所を変更しての発表になりました。

高知東工業高校では生徒の問題解決能力を育てることを目的に、3年生による課題研究の発表会を毎年行っています。例年は体育館で全校生徒や招待客の前で発表しますが、体育館が耐震基準を満たしていないことがわかり、1月から利用休止に。このため、急きょ音楽室を会場に、オンライン配信も併用する形で実施されました。

会では4つの科の代表グループが、自分たちの研究成果を発表。100年前に開業した高知駅の駅舎をジオラマで再現したり、オリジナルギターの設計から組み立てまで、全ての過程を自分たちで行ったりと、これまで学んできた技術がふんだんに生かされています。

(3年生)
「自分もギターを持っているが、自分のギターと大差ないぐらいの出来栄えでよくできたんじゃないかと思う。あれなら50万円くらい出せます」
「(発表は)体育館のほうがよかったと思う。自分たちが作ってきてどうせなら体育館でみんなの前で見てもらいながら発表したほうが達成感というかそっちの方ももっとよくなるかなと」

高知東工業高校によりますと体育館の耐震工事の日程はまだはっきりと決まっていません。このため部活動は他の学校の体育館を間借りしたり、卒業式や入学式は別の会場を借りたりして対応するということです。