企業の経営者は難しい判断を迫られています。
日本装置開発・木下修(きのしたおさむ)社長:
「いま、中小企業って『利益があったから給料上げる』ってできないと思う。計画立てるしかない。その中で上げていくっていうことだと思いますね」
安曇野市にある日本装置開発の木下修(きのした・おさむ)社長。
2024年1月分から、正社員10人の給与を数パーセントずつ引き上げる決断をしました。
その背景にあったのが、新たな事業展開です。
木下修社長:
「やはり会社全体がどういうふうに利益を上げていくかってことを考えた上で、そこにどうやって給料を乗せていくかと」
これまで、他社の製品を製造するOEMや受注生産で工業用の検査装置などを手掛けてきましたが、2023年、さらなる成長を目指し自社製品を新開発。
投資がかさみ、2023年の決算は厳しいものだったといいますが、2024年はその販売が本格化します。
木下修社長:
「『皆さん(の働き)に期待して上げる』っていう言い方しますよね。ああいうつもりはないんですよ。計画の中できちっとのっとって、それぞれが仕事をきちっとしてくれたらこれだけ稼ぎ出せるはずだから、それに向かって(上げる)」
経営者が計画性を持って賃上げへの道筋を作れるかが重要だと話す、木下社長。
ただ、原料価格や燃料費の高騰など、特に中小企業にとっては簡単に賃上げに踏み切れない現状もあります。
日本装置開発・木下修社長:
「現実にはね、そうそうあげられない。なぜかというと自分たちだけが儲けるなんてことは実際はできない。やっぱり社会全体が膨らんでいかないと儲けがでない」
大企業を中心に高まる賃上げムードは、どこまで広がるのでしょうか。
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