大阪・関西万博の目玉として話題の「空飛ぶクルマ」。その研修会が5日夜、高知県四万十市で開かれ、幡多地域の自治体のトップらがその可能性に触れました。
「空飛ぶクルマ」の研修会は地域の課題解決に向けた可能性の一つとして、今話題の最先端技術を学ぼうと「土佐幡多の会」幡多支部が開きました。幡多地域の6市町村と隣の四万十町の市町村長や担当職員、議員ら30人あまりが参加。
講師は大阪観光局で万博やIRを推進する統括官、岡山県倉敷市にある「空飛ぶクルマ」の展示場の館長、慶應義塾大学大学院の「空飛ぶクルマ」研究者の合わせて3人です。研修会ではモーターやバッテリーの技術進化に伴い、多様な「空飛ぶクルマ」が世界的に開発されてること。日本でも航空や自動車などの企業がこの分野に参入し事業化を進めていること。宮崎県延岡(のべおか)市でドクターヘリに代わる手段として救急医療や災害現場への導入に向け、計画が進められている事例が紹介されました。
「空飛ぶクルマ」は遊覧飛行などの観光業をはじめ、防災や救急医療に役立てることなどが模索されていて、参加者は熱心に聞き入っていました。