アメリカが親イラン勢力への報復としてイラクとシリアで空爆したことについて、中国政府は「他国の領土主権を侵害する行為に反対する」と批判しました。

中東ヨルダンのアメリカ軍施設で兵士3人が死亡したことへの報復としてアメリカ軍は2日、イラクとシリアの領内でイラン革命防衛隊の関連施設などに空爆を行いました。

これについて中国外務省の汪文斌報道官は、「シリアとイラクは主権国家であり、他国の領土主権と安全を侵害する行為に反対する」とアメリカを批判しました。

そのうえで、「地域の緊張をさらに高めることを避けるため、関係者が冷静さと自制心を発揮するよう求める」としています。