岩手県の中部保健所管内と盛岡市保健所管内の3つの教育・保育施設で感染性胃腸炎が集団発生し、園児と職員の合わせて64人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。今年度岩手県内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は51件(前年同時期74件)です。

県によりますと、中部保健所管内の園児81人が在籍する教育・保育施設で1月29日から2月2日にかけて、園児17人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。検査の結果、症状のある1人からノロウイルスが検出されました。
また、盛岡市保健所管内の園児と職員合わせて100人未満が在籍する教育・保育施設で1月25日から31日にかけて、園児25人と職員6人の計31人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。
これとは別の園児と職員合わせて150人未満が在籍する教育・保育施設で1月21日から2月1日にかけて、園児16人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。
いずれの施設も重症者の報告はなく、症状のある人は回復または回復傾向にあるということです。