パリ五輪の正式種目に採用された注目の新競技「ブレイキン」。その公認指導者資格のライセンスAについて、大分県にある専門スクールの指導者・徳岡亮介さん(36)が県内で初めて取得しました。競技人口が増えつつあるという「ブレイキン」の魅力について聞きました。
ストリートダンサーから指導者に
「ブレイキン」とは、音楽にあわせて体全体でアクロバティックな技を披露するもので、ブレイクダンスとも呼ばれています。大分県中津市出身の徳岡亮介さんは、ブレイクダンス専門スクール「クラシックス」を立ち上げ、日々指導にあたっています。
徳岡さんは1月14日、競技の普及と安全な指導を目的とした公認指導者資格「ライセンスA」を取得しました。日本ブレイクダンス青少年育成協会が発行していて、「ライセンスA」は全国での保有者は12人。上位の「マスターライセンス」は3人が保有しています。ライセンスの取得は大分県内で初めてです。

(徳岡亮介さん)「ブレイクダンス・ブレイキンが話題になってきて、始める子どもが増えてきた。けがを絶対にさせないという思いで、今回資格を取得した」
ブレイキンはパリ五輪の正式種目にも採用され、さらなる人気の高まりが予想されています。
(生徒)「新しい技ができた」「楽しかった」「先生の授業はとてもわかりやすい」「けがをしないように教えてくれる」
高校時代にダンスと出会った徳岡さん。20代で上京し、主にストリートダンスで自身の技術を磨きます。そして見学に訪れた中高生に教えるなどしていた際、業界関係者から指導者になってほしいと声をかけられたのがきっかけで、スクールを開設しました。