源平合戦が起源とされる、伝統ある島の踊りが3年ぶりに復活です。笠岡市の白石島で16日、国の重要無形民俗文化財に指定されている「白石踊」が披露されました。
(白石踊)「ホラヨーホイヨーイヤナイ」
(白石踊会 河田裕善会長)
「昔からずっと引き継いできて、やっぱり島の宝だからね」


笠岡沖の瀬戸内海に浮かぶ白石島です。7月16日、砂浜では3年ぶりとなる白石踊の準備が進んでいました。

(白石踊会 河田裕善会長)
「いつもやっていることをやっていないとね、踊る人もやはり張り合いがないし。我々の代で辞めてしまうということは非常に残念なのでね」



白石踊とは、源平水島合戦の死者の霊を弔うために始まった、と言われる伝統行事です。砂浜に人々が集い、ひとつの音頭に合わせてさまざまな踊りを披露するのが特徴で、他に類をみない形式であることから、国の重要無形民俗文化財に指定されています。しかしここ2年は新型コロナの影響で中止となっていました。



(河田会長あいさつ)
「戦死者の霊を弔うために踊り始めた、ということでございます」



この日は、岡山県内外から50人余りが参加して、白石踊り体験ツアーが行われました。

(ツアー参加者)
「めちゃくちゃ楽しかったですよ。余り触れられないものではあるので、素朴だけど何か心が洗われるような」



そして、着物や法被姿の島民らによる白石踊の披露です。島に暮らす人も、この日のために島に戻ってきた人も、歌と太鼓に合わせて踊ります。

(白石島出身の大学生)
「できたのがすごくうれしいです。3年ぶりにでも」

(白石島の住民)
「本当に島の宝ですかね。老若男女皆さんが集まって輪ができる。本当に素晴らしい。年をとるごとにその素晴らしさを感じます」



3年ぶりに伝統の踊りが復活した白石島です。優雅な舞と、どことなくもの悲しい調べが夏の浜辺に流れていきました。














