重くのしかかる渡航費や活動費

名護市で活動する「デイゴラグビースクール」。高校ラグビーの聖地・花園の舞台に立ったOBも数多く輩出しているこのチームは「活動資金の造成」に頭を抱えています。

デイゴラグビースクール 上運天啓太さん
「九州・全国大会に行く際の渡航費というところで、すごく費用が掛かってきますので、エア代、宿泊費っていうのが大きいが、早く県外に出て様々な経験をしていくことが大事だと思うのでうまくできたらなという風に考えています」

沖縄アロエ 渡久地理副社長
「農業に関しては、それがなくなることは弊社にとってもすごく危機的な問題になりうることと、地域が子どもたちをどう一緒になって育て、見守っていくかということが重要だと思っている」

知人の紹介でチームともつながり、おととし始まったのが「収穫応援プロジェクト」なんです。

すでに、本島南部のスポーツチームから問い合わせがくることもあるといいます。

自身もタンカン農家で、沖縄アロエの湧川英男社長は―

沖縄アロエ 湧川英男社長
「(農家への)理解も得られるし、ちょっとしたら後継者になるかもしれないし、良いと思いますよ」

デイゴラグビースクール 銘苅信吾代表
「シークァーサー収穫体験で得た資金でみんなで買ったウェアです。これがこれを着て九州大会に行きました」

キャプテン 仲村栄人君(小6)
「やっぱ自分が頑張ってやったことで買えたら普通より…得した感じ」

ラグビースクールの代表を務める銘苅さんも手応えを感じています。

デイゴラグビースクール 銘苅信吾代表
「我々としては、費用面の各家庭の負担軽減につながっていますし、農家も収穫時は人手不足で大変と聞いているので、お互いにとって良い影響の出るような活動を続けていければと思っています」