南米チリで発生した森林火災で、これまでに99人が死亡しました。

チリ政府は4日、中部バルパライソ州で発生した森林火災による死者が99人となったと発表しました。

ボリッチ大統領は3日、「消火活動が難航していて、犠牲者の数が増える恐れがある」と指摘、およそ250人が消息不明との情報もあります。

地元メディアによると、一部地域に非常事態宣言が出され、チリ内務省は2010年に、およそ500人が犠牲となった地震以来、最大の災害だとしています。

エルニーニョ現象の影響で、南米の西部では今年に入り例年以上の高温と乾燥が続いていて、チリ全土では中部と南部の92か所で森林火災が発生しています。