党内の派閥による裏金事件を受け、自民党は、きょうから収支報告書に不記載があった安倍派の議員への聞き取りを始めました。裏金の使いみちなどが明らかとなるのかが焦点です。

安倍派の議員への聞き取りは、党の幹部6人が3チームに別れ、弁護士も交えておこなわれます。

▼派閥からキックバックを受け取った金額や使いみちのほか、▼収支報告書への記載しなかった経緯などについて聞き取りがおこなわれ、二階派の議員と合わせるとおよそ90人が対象となります。

きのうの二階派の議員への聞き取りは、1人に対しおよそ30分かけておこなわれ、「パーティー券の販売ノルマを超えた分を記載しなかったのは、翌年以降、ノルマを達成できなかった時のためプールしていたからだ」といった話が聞かれたということです。

自民党は来週中に、聞き取りの結果を取りまとめる方針です。