とうとうその偶然の期間が終わったのが2021年で、立春の瞬間が2月3日23時59分となり、節分が2月2日となったのです!そう、実は3年前にもそんなことがあり、ちょっと話題になりました。

来年2025年の節分は「2月2日」 そしてその先も...

倉敷科学センター学芸員の三島和久さん(【画像②】)によりますと、この先約30年(2057年まで)は、節分は「うるう年の翌年だけ2月2日」「それ以外は2月3日」となるそうです。

【画像②】倉敷科学センター 三島和久さん

つまり、今の多くの人に「節分といえば2月3日」という意識をしみこませた1985年からの36年間の「安定期」は偶然であり、50代以上の人で「そういえば2月2日や4日に豆をまいたことがある」という記憶をもっているかもしれません。

さて、次にこの「節分・2月3日」の安定期が来るのは、約100年後の2121年から2156年の36年間(三島学芸員の計算による)だそうです。

それまで【画像③】のように豆をまいているか、巻きずしを食べているかどうかわかりませんが、とりあえず、これからは「恵方巻を食べる方角を調べる」前に、「節分の日にちを確認する」必要がありそうです。

【画像③】ちなみに岡山で「豆まき」と言えば最上稲荷 今年は桜井日奈子さんが故郷に凱旋!