新潟市 西区ではいまだに19軒の建物で避難指示が続いています。

そのうちの一つこちらの自動車販売業者では、まだ営業再開の目途が立っていませんが、

傾いた店の中で、建設業者と再建に向けた話し合いが行われていました。
工事費の他にネックとなるのは、避難指示が続いていることです。立ち入りや工事を制限する法的拘束力はありませんが、不安は残ります。

【soleedev八幡雅史 社長】「避難指示は工事に入るとしたら解除されてから入るのが理想ですが…。できると言えばできるんですけど、近隣の方のこともあるので、そのあたりも調整しなながら」

この店は今後、工事の進め方や支援などについて行政と相談することにしています。
新潟市 西区 寺尾では「応急危険度判定」で「危険」と認定された建物で1人パソコンに向かう女性がいました。
【新潟西おやこ劇場 星桂子 事務局長】「気持ちを切り替えないといけないと思いながらとにかく活動はやめない方向で動いていこうと」この地域で子育て支援や生涯学習などの活動に取り組んできた星桂子さんです。

「新潟西おやこ劇場」は放課後になると子どもたちが集まり、勉強と憩いの場となってきましたが…

【新潟西おやこ劇場 星桂子 事務局長】「夏休みも放課後もドアが開くと子どもたちの声だったので」
地震によって建物は傾き、壁にはひびが入ってしまい使い続けるには地盤工事が必要です。余震が起きると危険なため移転先を探していますが…。
【新潟西おやこ劇場 星桂子 事務局長】「大勢の人が集まるというところで住宅地の一戸建てでは難しかったり、事務所的な建物だと費用面がかなりの問題になって」

そんな中でも、星さんは今後、子どもたちが楽しめる企画を開催する予定です。
【新潟西おやこ劇場 星桂子 事務局長】「子どもたちにとっては仲間が集まって、つらい時があっても笑えることが一番だと思うので、とにかく楽しいことを早く復活させたいなってところでやるしかない」