■世界陸上オレゴン・2日目(日本時間17日・米オレゴン州ユージーン市)

男子110mハードル予選に泉谷駿介(22)、村竹ラシッド(20)、石川周平(27)が出場。各組4位以内と5位以下でタイム上位4人が準決勝に進出となる。日本勢は泉谷、石川が準決勝へ進出を決め、村竹は予選敗退となった。

初出場の石川が予選3組で日本勢で最初に登場。全米選手権優勝のダニエル・ロバーツ(25)と同組となり隣のレーンでの勝負となった。ところがゴール手前でロバーツがハードルに足を引っかけまさかの転倒、隣で走った石川への影響はなく13秒53の4位に入り予選突破を決めた。

日本記録保持者の泉谷は予選5組に登場。2019年のドーハ大会は代表入りを果たすも、ケガの影響で欠場したため、世界陸上でレースに出場するのは初めて。前大会の悔しさを晴らすように最高のスタートで飛び出すと東京五輪4位、12秒84と今季最高タイムを出しているデボン・アレン(27・アメリカ)に食らいつき中盤も鮮やかなハードリングで13秒56の3位、予選突破を果たした。

レース後、泉谷は「ドーハでしっかり悔しい思いをしたのでしっかり準決勝につなげて行きたいと思います。ちょっとハードルで攻めきれなかった部分があるので今日の反省を見直して課題をしっかり見つけて明日につなげていけたらいいなと思っています」と振り返った。準決勝では決勝進出を目標にタイムも狙っていきたいと意気込んだ。

予選4組に登場した初出場の村竹は東京五輪金メダリストのハンスル・パーチメント(32・ジャマイカ)と同組。村竹は1台目のハードルから足を引っかけてしまいスピードに乗れず、高さも安定せず全てのハードルに接触し13秒73の6位、準決勝進出を逃した。

準決勝、決勝はあす日本時間18日に行われる。