「アリオ仙台泉」は1992年「イトーヨーカドー仙台泉店」として地下鉄泉中央駅の開業に合わせオープンしました。


2013年からは現在のアリオ仙台泉にリニューアルし30年以上に渡り近隣住民の生活を支えてきました。


営業最終日の31日は午前中から大勢の買い物客が訪れ、店の外観や閉店を知らせる張り紙を撮影するなどしていました。

利用客の女性
「買い物はアリオという感じで来ていたが、無くなるのが名残惜しくて写真を撮った」


利用客の70代男性
「スーパーマーケットは日用品が買えるので便利」
利用客の女性
「私は、福島県南相馬市に住んでいたが、被災して息子のそばに住むようになって、重宝した。みなさんそれぞれ思い出が詰まっていて…すみません、言葉にならなくて」


今回の閉店は業績不振などによるもので、跡地の利用は未定となっています。

一方、仙台駅西口の商業施設「EDEN」も31日で閉店します。
仙台ホテルの跡地を利用し飲食店やアパレルショップなど16のテナントが入り2011年にオープンしましたが、建物の老朽化などを理由に閉店が決まりました。


テナントで働いていた男性
「めちゃくちゃ悲しいです。終わってほしくないというのは正直ある」


帽子店では、移転の準備が進められていました。この店は2023年3月にオープンしたばかりでした。

帽子店の店員
「もともとあったラックなどをまとめている」
「客からも認知度が増してきた中での閉店ということで凄く残念な気持ち。このあたりも再開発されて、さらに宮城、仙台に人が増えてほしい」


EDENを運営するオリックスグループによりますと、建物の解体は2024年の春頃から始まりますが、跡地をどう利用するかは未定だということです。