■世界陸上オレゴン・1日目(日本時間16日・米オレゴン州ユージーン市)

男子3000m障害の予選2組に、日本記録保持者の三浦龍司(20)が出場。初めての世界陸上で8分21秒80の5位、各組上位3人と4位以下のタイム上位6人が進むことができる決勝への進出を逃した。

予選2組に登場した三浦は、スタートは集団の様子を見ながらレースを進め次々と障害を越えていった。残り6周付近では4番手あたりをキープし、最初の1000mを2分49秒25で通過。
残り5周から4周にかけては、一旦、先頭に立つと残り3周で、東京五輪銀メダルのL.ギルマがロングスパート。三浦もこのスパートにしっかりとついていき、集団も縦長に。

5番手でラスト1周を迎え、ギルマがさらにスピードをあげると三浦は少し遅れそのまま5位でフィニッシュ。決勝進出ラインの上位3位以内に入れず、残りの組の結果を待つ形となったがタイムでも残ることができず予選敗退となった。

レース後、三浦は「手ごたえとしては良かったですし、積極的に行くことはできた。後半は日本選手権よりは粘れたが、伸びが少し足りなかったかなと」と予選を振り返った。

初出場の山口浩勢(30)は8分30秒92の1組10位。青木涼真(25)は予選3組に出場し8分33秒89の11位だった。