■世界陸上オレゴン・1日目(日本時間16日・米オレゴン州ユージーン市)

男子走幅跳の予選に日本選手団の男子キャプテン・橋岡優輝(23)が登場した。1回目の跳躍は踏切が合わずファールとしたが、修正能力の高い橋岡は2回目の跳躍で8m18をマーク。この時点でトップに立ち、予選通過ラインの8m15を越えて決勝進出を決めた。

前回、19年のドーハ大会で8位(7m97)、昨年の東京五輪は6位(8m10)と、ともにフィールド種目唯一の入賞を果たした。橋岡は「東京五輪のときより自信が付いているので余裕を持って予選に臨める」と話していた。

予選後、橋岡は「とりあえずホッとしています。いつもよりだいぶ楽しめましたね。今までは雰囲気に飲まれてましたが、最初の1本目に入るときや、アップの状態のときとかに、少し体が動かないなと思うことが多かったんですけど、今日はそういうこともなく、(大舞台に)慣れたんだと思います」と笑顔を見せた。

また初出場の山川夏輝(26)は1回目に7m50、2回目に7m72、3回目に7m75と、しり上がりの跳躍を見せたが上位12人には残れず予選敗退となった。

決勝はあす日本時間17日に行われる。