ロシアによる侵攻が続くウクライナで、ゼレンスキー大統領が軍の総司令官を交代させる準備を進めているとイギリスメディアが報じました。
イギリスのフィナンシャル・タイムズは30日、関係者の話として、ゼレンスキー大統領がウクライナ軍のトップであるザルジニー総司令官に国防担当顧問という新たなポジションを打診したものの、ザルジニー氏がこれを拒否したと報じました。
これに先立ち29日には、複数のウクライナメディアが情報筋の話として、ザルジニー氏の解任が決まったと報道。これを受け、ウクライナ国防省は同じ日に「これは真実ではない」とのコメントを発表し、ザルジニー氏の解任を事実上否定していました。
こうしたことから、フィナンシャル・タイムズは、大統領府がザルジニー氏の解任をすでに決めていたものの、その計画が報じられたため、当面は解任されない可能性もあるという関係者の見方を伝えています。
ザルジニー氏をめぐっては、これまでもロシアとの戦闘の方針についてゼレンスキー大統領と意見が食い違うなど、不協和音が生じていると指摘されています。
一方、去年12月に発表されたウクライナの世論調査では、9割近くの人が「ザルジニー氏を信頼している」と答えたのに対し、「ゼレンスキー大統領を信頼している」と答えたのは6割にとどまっていて、ザルジニー氏が解任されれば、軍などで混乱が起こることも予想されます。
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