派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件を受け、自民党は森山総務会長ら党幹部が早ければ週内にも安倍派や二階派の議員を対象に聞き取りを始める方向で調整に入りました。

自民党の派閥の裏金事件を受け、岸田総理は国会審議で、「関係者に対するヒアリングを行う枠組みを作成するよう党幹部に指示した」と明らかにしています。

これを受け自民党は、森山総務会長や渡海政調会長、松山参院幹事長ら党幹部が早ければ週内にも安倍派や二階派の議員らを対象に聞き取りを始める方向で調整していることがわかりました。

関係者によりますと、聞き取りは外部有識者も関わる形で実施し、▼派閥からキックバックを受け取った金額や使いみちのほか、▼収支報告書に記載しなかった経緯などについて実態解明を進めるものとみられます。