高知県内で活動する写真愛好会の写真展が高知市で開かれています。3月に解散するため、最後の写真展となっていてメンバー一人ひとりの思いが込められた作品が並んでいます。

写真展を主催する『写団土佐海援隊』は、2010年から活動してきた写真愛好会です。

愛好家の輪を広げようと毎年写真展を開催してきましたが、去年9月、発足させた岩崎勇(いわさき・いさむ)さんが亡くなったことを受け、今年3月に解散することになりました。

「土佐海援隊」として最後の写真展となる今回は、岩崎さんの作品のほか、岩崎さんとの思い出が詰まった作品が並んでいます。

(写団土佐海援隊 川村幸代さん)
「肩に乗っているのがすごくかわいくて、一生懸命近寄って撮ったつもりだが、岩崎さんにしてみたらまだ寄りが足らないと。『もっと寄れ』と言われた。先生の言ったとおり寄って撮る。先生の撮った写真はすごく笑顔がいいので、そんな写真が撮れるように頑張っていきたい」

メンバーそれぞれの集大成とも言える力作の数々。およそ200点の作品が並ぶ最後の写真展は、岩崎さんに対してのお礼の意味も込められています。

(写団土佐海援隊 片岡光 代表)
「先生の今までの厚意に対する“お礼”の形の写真展という気持ちで仕上げた。今回が最後になるので、写真を見てもらって、写真のよさ、海援隊がこんなことをしていたんだなと確認してもらえたら」

写真展は、2月4日まで高知市文化プラザかるぽーとで開かれています。メンバーは解散後、名前を代えた新たな写真愛好会として再スタートするということです。