産廃業者は、ごみ収集を取り巻く環境を次のように指摘します。
産廃業者
「受け持ちエリアを回るので、回るエリアがどんどん遅れていく。そうすると精神的に追い込まれていく。ここまで行っておいたら、みたいな感じで過積載が起こるということもあります」

ごみの収集は、委託された業者ごとに担当する地区が割り振られていますが、ごみの量や道路状況などによって、作業にかかる時間が大きく変わります。その上、松山南クリーンセンターは、一般の人が家庭ごみを持ちこむことができ、ごみ収集車も同じ列に並びます。今回の事故が起きたのは、祝日の午後3時過ぎで、混雑していたと見られます。
松山南クリーンセンターは利用開始から30年が経過し、建て替えが予定されていて、市は安全対策について検討中と説明しています。