ロシアのプーチン大統領は第2次世界大戦のナチス・ドイツとの激戦地を訪れ、「ナチズムを根絶する」などと、ウクライナ侵攻を一方的に正当化し継続する姿勢を改めて示しました。
プーチン大統領は27日、第2次世界大戦中にナチス・ドイツに包囲された旧レニングラード、いまのサンクトペテルブルクの解放80年に合わせ新たに建てられた慰霊碑を訪れました。
プーチン氏は式典での演説で、ウクライナ政権は「ヒトラーの共犯者たちやナチス親衛隊を称賛している」と一方的に主張したうえで、「我々はナチズムを食い止め、完全に根絶するためにあらゆることをする」と述べ、ウクライナ侵攻を継続する姿勢を改めて示しました。
式典には同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領も出席。両首脳は28日に会談を行い、両国の結びつきが一層強まっていると強調しました。
29日にはロシアとベラルーシによる「連合国家」のさらなる統合に向けた会議も行われるとして、ウクライナ侵攻などで対立を深める欧米への対抗で連携を強めていく狙いがあるとみられます。
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