県の4病院再編構想を巡り、東北労災病院の近隣住民を対象とした2回目の説明会が26日夜開かれ、住民からは構想に反対する声や知事の出席を求める声が相次ぎました。



説明会には、住民ら130人余りが参加し県の担当者が「急性期病院は仙台に集中していて将来を見据え再編が必要」と話し構想の意義を説明しました。しかし、住民からは、「経済合理性だけを考えている」といった反対の声や村井知事の出席を求める声が相次ぎました。

住民:「仙台医療圏に人口が7割8割いるのだから仙台に(病院が)集中するのは当たり前。北と南に病院が必要なら(移転させず)作ればいいだけ」
住民:「知事が(説明会に)参加しないと納得できない。信頼できないです」

伊藤哲也副知事:「県の進め方に信頼が置けないという意見も多かったので真摯に反省すべきだと思う」

県の構想では、東北労災病院を名取市にある県立精神医療センターとともに富谷市に移転する方針で、県は今年度中の基本合意を目指しています。