能登半島地震を受けた観光支援策として政府は北陸4県への旅行代金を割り引く『北陸応援割』を設けることを決めました。新潟県内の宿泊業者からは期待の声が聞かれました。

政府は26日、能登半島地震を受けまとめた「支援パッケージ」の財源として、今年度予算の予備費から1553億円を支出することを閣議決定しました。

その中に観光支援策として盛り込まれているのが、新潟を含む北陸4県への旅行代金を割り引く『北陸応援割』です。

3月から4月にかけて、最大1泊2万円を上限に、旅行代金の半額を補助します。

新潟市 西蒲区の老舗旅館「高志の宿 高島屋」です。観光支援策が打ち出されたことを受けすでに多くの問い合わせが来ていました。

【高志の宿高島屋 高島基子 女将】「私たちも皆様と同じだけの情報しか持っていませんので、『もうちょっとお待ちください』としか言えない状況ですが、確実にそのくらいインパクトもある形の応援割りなのかな」

まだ、詳細な内容や期間は発表されていませんが、反響は大きいようです。一方で、初めは「ある疑問」があったそうで…
【高志の宿高島屋 高島基子 女将】「北陸?応援割ということで、あれ?入ったでしょうか新潟はと思って。新聞を見て私たちも入っていることが確認できたのですごくうれしかったですね。これで何とかなるかなと」

元日の地震で宿泊のキャンセルも相次いだということで、この『北陸応援割』に大きな期待を寄せています。
【高志の宿高島屋 高島基子 女将】「(損失)金額もなかなかすごくなっていますし、やはり需要喚起これからのお客様をなんとかしていただくというところをお願いしたかったので本当にうれしく思っています」

政府は、今後も来年度予算案の予備費を活用するなどして、復興支援の内容を拡充していく考えです。