今年の第100回東京箱根間往復大学駅伝競走で10時間41分25秒の大会新記録で2年ぶり7度目の総合優勝を果たした青山学院大学がキャンパスのある神奈川県相模原市で28日、優勝祝勝式典を行った。
2022年、優勝の時には新型コロナウイルスの影響で優勝パレードは中止、2020年以来、4年ぶりの開催となった。あいさつに立った原晋監督(56)は「4年ぶりにこの男、このチームが帰ってきました」とファンを沸かすと、「皆さんも『負けてたまるか!大作戦』で頑張っていきましょう」と声をあげた。
優勝報告会の会場では1月1日に起きた能登半島地震の被災地を支援する募金活動を行い「我々だけが幸せになってはいけません。みんなで復興を支援していきましょう」と原監督がファンに募金も呼びかけた。
原監督をはじめ、選手たちは約300mの距離をオープンカーと徒歩でパレード。詰めかけた約3000人のファンから、祝福の声があがった。なかには手作りのうちわや青山学院大学の応援タオルを持参するファンもおり、選手が手を振って声援に応えると、歓声や拍手があがった。
3区区間賞を獲得した太田蒼生(3年)は、「これだけの人が応援してくれているのだと感じることができた。初めての経験ですごく楽しかった。来年も勝って戻ってきたい」と笑顔で話した。
5区を走り区間新記録を出し、“若様”の愛称で親しまれる若林宏樹(3年)は、「想像以上にファンの方がいて驚いた。来年は“山の神”になれる最後の年なので、そこを目指して1年間頑張っていきたい」とすでに先を見据えていた。














